カラーコラム 15


最終更新日:2007年9月20日






アフリカ ケニヤ サファリ

三宅 隆
 10月に、アフリカのケニヤに行って来ました。10日間の短い旅行でしたが、朝から晩まで、自然と動物と野鳥三昧の生活で、久しぶりに命の洗濯をしてきました。

 実は、ケニヤへは1972年以来、34年ぶりの訪問です。以前の記憶は大分薄れているのですが、昔と違い、首都ナイロビでは高層建築が立ち並び、交通渋滞がひどくなっていました。ナショナルパーク内では、環境保護のため、道路以外の立ち入りが禁止されていました。動物たちは、密猟などにより減っているクロサイ、ヒョウなどがいる反面、ヌー、シマウマ、アフリカスイギュウ、イボイノシシなどの草食獣は以前に比べ、増えているように思え、しかも、人を恐れず、近くで見られるようになったように感じました。

 ケニヤでは、国策として自然と動物を観光の目玉としています。そのため、野生動物の狩猟は禁止され、売買も禁止されています。みやげ物屋から動物製品は一掃されています。パーク内のロッジやキャンプも設備が充実しており、快適な生活と食事ができました。

 今回のこのサファリは、私の親しい動物写真家が主催しており、野鳥の会静岡支部のメンバー6名を含めて16人が参加しました。主としてマサイアンボセリ、ナクール、マサイマラの3ケ所の国立公園を回りましたが、私の日ごろの行いが良いせいか、希望する動物たちは殆ど見ることが出来ました。特にライオンのハンティング、ヒョウ、チーターの親子、ヌーの川渡りなど、普通ではめったに見ることができない動物たちも見られ、本当にラッキーでした。サファリ期間中、哺乳類は38種類、鳥類180種類位も確認できました。

 本当に充実したサファリでしたが、いくつかの問題点も見受けられました。一つは、マサイ族の家畜の増加と野生動物との軋轢です。国立公園の中へも多くの家畜が入り込み、少雨のため乾燥した大地で、少なくなった草を食い尽くしています。さらに、ビニールごみも目立ちます。ケニヤには焼却場が無いとのこと。黒や白のビニールが道路脇や、アカシアの木に鈴なりに引っかかっているのは異様な風景です。観光に力を入れるなら、これらの解決が望まれます。そして道路状況の悪さも問題です。幹線道路もいたるところ凸凹で、車での移動に時間がかかり苦痛でした。

 写真は、デジカメで撮ってきました。沢山お見せしたいのですが、代表的な写真を載せます。




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登録日:2007年9月20日


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