団体会員だより

発行:2001/12/09


静岡植物研究会

  会報74号(2001年10月)の寄贈を受けましたので、その概要を紹介します。巻頭の第146回植物観察会「袋井市油山寺境内」(10月21日)のお知らせ(生田治司幹事)に続いて、7月23−24日に実施された菅平高原周辺(菅平自然園−緋の滝、須坂青年の家−根子岳−四阿山)で行われた「2001年夏の特別観察会報告」(湯浅保雄会長、湯浅幹子・村松きみ幹事)、「夏の特別観察会 観察植物リスト」(阪尾朋子会員)、第144回植物観察会報告「富士山御殿場口5合目−幕岩−双子山−御殿場口5合目」(8月26日、多田三夫幹事)、「第144回植物観察会 観察植物リスト」(村松きみ幹事・多田三夫幹事)のほか、「絶滅危惧種 オオハクウンランについて」(濱田館長湯浅保雄会長)、「草の方言を教わる」(野口英昭会員)、「椛(なぐさ)寸記」(前島幸彦会員)、熱帯雨林の上空を行く(太田鉄次会員)、「オオバヤドリギ」(前島幸彦会員)、「ナルトサワキクギク」(前島幸彦会員)、「伊東のマヤランについて報告」(安藤介二会員)などの短報、自由詩「蝉と蔓珠沙華」(湯浅幹子会員)、新刊紹介:神奈川県自然誌調査会編、神奈川県立生命の星 地球博物館発行「神奈川県植物誌2001」(湯浅保雄会長)、新刊紹介:清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七共著「日本帰化植物写真図鑑−Plant invader 600種−」(全国農村教育協会発行)、会員だより(岡野弘子・山田文世会員)など、多彩な構成・内容となっています。


静岡県地学会

 機関誌「静岡地学」第84号(2001年11月発行)の寄贈を受けましたので、その概要を紹介します。巻頭を飾る「地学散歩(64)」(長島 昭 会員)は、第14回オストラコーダ(介形虫)国際シンポジウム関連5巡検会の一つとして実施された「中生代淡水オストラコーダ(大韓民国)」巡検会参加の折、全羅南道で最近発見された恐竜の足跡化石露出地で撮影された恐竜の足跡化石の鮮明なカラー写真5葉・2図とその解説となっています。

 これに続く「最終氷期以降の北アメリカ大陸の気候変動」(伊藤エミ ミネソタ大学湖沼研究センター長)は第38回総会記念講演(01年6月)の内容を要約したもので、北アメリカ内陸部の1万年前以降現在までの気候変化を要約し、古気候を復元するに当たって、湖成堆積物中の介形虫の化石がどのように利用されたかを紹介しています。

 このほか、研究・報告として、青木遺跡・三島大社所蔵品の須恵器の産地について(増島 淳会員)、地震による揺れと地盤の関係(森 伸一会員)、「地学教材として砂を見直す」(半田孝司会員)、「浜名湖の起源と湖口変遷」(加茂豊策会員)、掛川市千羽に見られる地層について(白井久雄会員)、活動報告として東部支部巡検会「庵原層群巡検」報告(工藤周一会員)、「オストラコーダと恐竜の足跡を訪ねて」(静岡県地学会韓国巡検団)、その他として、書評:飯田市美術博物館編(2001年)「南アルプスの山旅−地形・地質観察ガイド」(道林克禎会員)、出版予告ニュース「望月勝海先生の日記」(杉村 新 元神戸大学教授)、静岡県地学会のあゆみ(83)などが掲載されています。


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登録日:2001年12月9日