自然学習・研究機能調査検討会報告 2
自然系博物館に関するアンケート調査と
自然学習・研究機能調査検討会の経過とアンケート結果

発行:2001/12/09

柴 正博


自然系博物館に関するアンケート調査

 自然学習・研究機能調査検討会では、自然系博物館についての県民ニーズを把握するために、県民に対してアンケート調査を実施しました。このアンケートの内容とアンケート結果(まだ結果のでていない一部を除き)は自然学習研究昨日調査検討会のホームページに掲載されています。

● アンケートのための提供資料
● アンケート調査票



自然学習・研究機能調査検討会の経過とアンケート結果

 7月26日に第3回検討会が行われて、委員の日程がつかなかったことと、9月に実施したアンケートの集計がある程度できてから、ということで第4回の検討会は、10月26日に県庁で開催されました。会議では費用便益分析以外のアンケート結果が公表され、すでに新聞報道もありましたが、回答率は42.7%で、そのうち約73%の人が新たに自然系博物館が整備されたら行ってみたい、という結果でした。

● アンケート結果の概要

 アンケートの結果については、以下に概略(自然学習・研究機能調査検討会資料の一部をのぞいた全般)を示しますが、第4回検討会では、アンケートの結果の検討を簡単に行い、今後の検討会の進め方などについて議論しました。なお、議事内容やアンケート結果については、県の自然系博物館検討会のホームページに掲載されていますので、参照してください。

 その中で、博物館の機能として、今回のアンケート結果に強く出ている、社会教育・環境教育の場という県民意識を重要視する必要があるという意見がありました。また、インターネットなどを活用する立場から、まず静岡県の自然に関するデータベースや研究グループのコミュニケーションの充実が重要であることや、e-learning のための人材やコンテンツを蓄積していくことの重要性が述べられました。

 この検討会は、本来10月までに中間答申を作成し、来年度予算に自然系博物館の具体的構想についての委員会の設置などを提案していく予定でしたが、県民ニーズに関するアンケート集計と分析などに時間がかかり、来年度予算にどのような形で、この検討会の答申が反映されるか、現在具体的になっていません。しかし、来年度も何らかの形で県の中に自然系博物館の設置に向ける具体的な組織をもたせていきたいと考えています。


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登録日:2001年12月9日