県企画部と今年度の進め方
について話合いがもたれる

三宅 隆

最終更新日:2007年9月19日



 5月23日、今年度異動で新しく企画部長になられた山村善敬氏に面会しました。当NPOからは、池谷理事長を始め、三宅、高橋、湯浅、諏訪の5名が参加しました。

 この会議では、今年度、県が企画している「勉強会」の内容と、自然史博物館設立に向けた県の考え方を主に聞きました。

 山村部長は、前花森企画部長からの、自然史博物館についての引継ぎについては、文章でもらってはいるが、まだ精読していないとの返答でした。どうするかについては、県の優先順位を精査しながら考えるとのことで、あまり積極的な意見はもらえませんでした。

 当方としては、今までの長い期間の運動から、ある程度の施設は当然必要であるが、箱物批判や県の財政状況を考慮し、豪華な建物の博物館である必要はなく、ハード面よりソフト面(教育、研究)を充実した自然史博物館を考えるべきとの意見や、自然愛好研究者の基地となるような博物館、収蔵庫を充実し、金のかかる展示ではなく、学芸員が自分たちで考える手作りの博物館が必要などの意見をだしました。

 「研究会」については、夏ごろまでに、計画立案するとのことでしたが、研究会の内容については、どんな資料を収容すべきかをなどの検討を考えているようですが、我々としては、「静岡県にふさわしい自然史博物館とは!」など、今後の設立に繋がっていくような、内容にしてもらいたいし、一刻も早く学芸員を含めた準備室設立に繋がるような研究会にしてほしいとの要望をしてきました。

 なかなか、こちらの思惑どおりに、事は進んでいきませんが、今年度は、資料保存事業はもちろんの事ですが、我々の活動を少しでも多くの県民に知ってもらうように、ミニ博物館を、静岡市科学館「る・く・る」と共催してみたり、近くの公民館でミニ博物館を計画したり、辻の事業所でも、何回か所蔵の資料の展示会の企画を計画しています。また、できるだけ自然観察会や他県の博物館見学会も増やしていこうと考えています。

 ただ、当NPOも資金的には苦しい財政状況ですので、会員の皆様には、会員の増加にご協力いただくと同時に、寄付金の可能性について情報を教えていただければ幸いです。

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登録日:2007年9月19日


NPO 静岡県自然史博物館ネットワーク
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Network for Shizuoka Prefecture Museum of Natural History