静岡県知事に面会して要望書を提出 !!

事務局

最終更新日:2007年9月20日



 2005年6月22日、静岡県知事石川嘉延氏との面会がかない、県知事室で知事に直接「静岡県立自然史博物館設立に関する要望書」を手渡すことができました。知事との面会予定時間は15分間でしたが、20分以上時間をいただき、NPO自然博ネットや出席理事の紹介、要望書の主旨などについて説明を行い、知事のお考えをお聞きし、若干の意見交換を行いました。

 要望書の全文については、本号の3〜6ページに掲載しましたが、その概要については以下のとおりです。これらの点について、いくつかの事例も交え知事には説明しました。

1. 県立自然史博物館の早期建設

 全国で唯一、県立博物館のない静岡県に、この豊な自然を生かし、県民への教育普及、そして未来につなげるために「静岡県立自然史博物館」の建設をお願いする。大きな箱物でなくても、調査研究、資料保存、常設展示室、特別展示室を有し、静岡県全体をまるごと自然博物館として利用できる基幹の機関と施設であって欲しいと考える。

2. 開設準備室の早期立ち上げ

 博物館の企画と建設には長い年月を必要である。学芸員や専門スタッフを配置し、県立博物館像を明確にしていくためにも、一刻も早く「自然史博物館設立準備室」または「仮称 自然史研究センター」を立ち上げ、建設に向けて推進してもらいたい。

3. 自然学習資料保存事業の継続

 現在、実施している自然学習資料保存事業を継続し、散逸する恐れのある自然史資料の登録、保存を積極的に推進してもらいたい。私たちNPOも協働していきたいと考えている。

4. 資料保管庫の確保

 自然資料は、数十万点に及ぶことも考えられ、現在の事業場所はすぐに手狭になることが予想される。また、現状の施設では十分な防虫燻蒸はできず、資料の保存に適する資料保管庫を確保する必要がある。

 これらの要望に対して、知事はこれまでの推進協議会やNPO自然博ネットワークの活動を理解され、箱物としての博物館よりも静岡県としての特徴をもった、むしろ研究機関のようなものを考えているということを明らかにされ、「NPO自然博ネットのみなさんの考えと隔たりがないことに安心した」と言われました。また、提出された「自然史博物館設立に関する要望書」を今後、検討することも約束されました。


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登録日:2007年9月20日


NPO 静岡県自然史博物館ネットワーク
spmnh.jp
Network for Shizuoka Prefecture Museum of Natural History